October 17, 2011

I am a bike girl



これ、私の自転車です。

先日いつも通りに会社(道玄坂上)の横の国道沿いに停めておいたら、
なんと撤去されたのですね!

撤去の噂は聞いていたけど、
まさか本当に持っていかれるとはね…



保釈金2000円を払い、代々木まで引き取りにいってきました。
ガード下には撤去された自転車がこんなにずらーり。

思わずため息がもれました。
きっと東京では自転車に乗ってる人も、
撤去する自治体の人も、両方がストレスを抱えているのだろうなぁと。

そこでちょっと振り返ってポートランド(以下PDX)の話。
都内で自転車に乗るようになって、
PDXは自転車が乗りやすい街だったなぁ、と
しみじみ実感しています。



PDXは"Best Cycling City in America"に選ばれたこともあるくらい、
自転車フレンドリーな街です。



まず、街のバックアップが半端ないです。
バイカー達の存在が交通社会の中でしっかり確立されてます。
もちろん乗る人のマナーも自然に身に付いているし、
なんというかこう、自転車が街や生活の一部になっているイメージです。



おしゃれなhipster達も、メッセンジャーも、近所のおじちゃんも、
みんなが気持ちよく走れる街です。



街のいたるところにバイクスタンドがあって、
たぶん駐輪禁止区域とか、撤去されるというのは皆無なのではと思います。



自転車保有率も高いので、
盗難も少ないと同時に、鍵を持ち歩いて自己管理もしっかりします。



Trimet(公共交通の運営会社)も全面にサポート。
電車の中にも自転車持ち込みOK。



バスの前面に自転車をのせられます。
これで遠出した先でも自分の自転車で移動できるわけです。



自転車専用レーンも道幅をしっかり確保されてます。



交差点には、自転車専用のストップエリアも。

自分でメンテできるように、
ワークショップもけっこうやっています。



うん、つくづくいい街、ポートランド。
これ、3年前の私で、いまでも同じ自転車乗ってます。
Hawthorne bridge 走るの、本当に気持ちよかった。

東京とPDXを比較することはナンセンス、
ということはわかっています。
人口密度や地形的な問題もあるわけだから。

では、東京でどうやって自転車と付き合っていくか。
郷に入れば郷に従え、ということで、安心して走れるルート、駐輪できる場所をきちんと把握して、それ以外のエリアでは電車と徒歩。これにつきますね。




これからどんどん寒くなるね。
冷たい空気の中自転車で走って、体はホカホカしてきて、
寒いけど暑いっていうあの独特の感じが好きなんだよね。
週末は自転車で足を伸ばしておいしいコーヒーでも飲みに行こうかな。

October 11, 2011

故郷・岐阜について考える



こんなサイトを見つけた。

Signal

「自分の人生を自分で切り開く岐阜人の生ブログ。
きっかけはいつだって誰かの個性。小さなことを大きな愛で。
僕らだけじゃなく、いつかみんな(あなた)の個性にも触れたい」
引用元

***

私は岐阜県生まれ、岐阜県育ち。
高校生までの私にとって、岐阜は生まれたからなんとなく住んでいる町だった。

新しい土地に出てみたくて、高校を卒業したらすぐアメリカに行った。
とても個性的な街、ポートランドに惚れ込んで泣く泣く帰国した後も、
日本で住む場所は迷うことなく東京を選んだ。

そんなこんなで、生まれ故郷にあまり興味が持てずにいた私だけど、
ここに書いた通り、ポートランドで「地域を愛すること」を身を以て学んで、
岐阜の町への視点が少し変わったというのも事実。

たまに岐阜に帰ったときは、イオンモールの巨大怪獣の侵略の中、
駅前で頑張ってるローカルなお店へ行くようにしてる。
そしてシャッター街を目の当たりにしてしんみりして帰ってくる。

このまま行くと岐阜は地域性も文化も何もない、
ただの住宅地になってしまうのでは、と正直心配になる。

そんなときに思わず出会ったこのブログメディア。
この人達みたいに20・30代の若くてクリエイティブな人達が
小さな街を盛り上げようと、支えようとしているのを見ると、
岐阜出身者としては、本当に本当に心強いし、感謝の気持ちすら湧いてくる。

応援するだけでかなり他力本願なんだけど、
このサイトとの出会いは、けっこううれしいものでした。

次岐阜に帰ったときは、また駅裏のサカエパンに行こう。