November 6, 2007

Chemistry



先々週はハロウィーンウィークの最中、
ミッドタームという亡霊に追われて一人こもって勉強していた私。
ところが今週末は打って変わり、ちょっと特別な週末になった。

今月のFirst Thursdayのオープニングにあたり日本から2人、
カナダから一人日本人の女性アーティストがポートランドへやってきた。
ある日突然Compound Gallery のオーナーのかつさんから電話があってそのサポートを頼まれた。

あたしが主にやったのはショーでの通訳と街のツアー。

特に日本からきた2人のアーティストさんとは5日間まるっと一緒にすごした。
一言にアーティストさんといえどまったく違うタイプの二人。
あたしより一回り年が離れているのにすごく純粋な、言葉にやさしさと重みのある女性。
もう一人は楽しくて、自由で大胆なあたしも将来こうなりたいと思う女性。

5日間、かつさんとあきくんと5人で貴重な時間と場所を共有できた。
最後の二日はずうずうしくもホテルに泊まり朝まで話した。
二人は実績もあって成功している人たちなのにすごく親しみやすくて、
あたしの将来のこと、恋愛のことまで自分のことかのように親身になってアドバイスをくれた。
かつさんの話にもやられた。
いろんなことが勉強できたし刺激もいっぱいもらった。



そしてなにより楽しかった。
食事中は笑いがたえなかったし(数日前に初めて会ったなんて信じられないくらい!)
雨季のはずなのにめずらしく連日晴れてパークブロックは紅葉がピークだった。
一人のアーティストさんは片足が悪いから、
雨だったらあんなにのんびりといい時間をすごすことは出来なかった。
これもアーティストさんたちのパワーなのかな。



いつもは見ているだけだったFirst Thursday。
今回はその中に一歩踏み込むことができですごくうれしかった。
いつも通りポートランドにいたのになんだか非現実的で不思議な空間だった。
かつさんにはいつも遊びに連れてってもらったりするだけじゃなくて、
なにか大きなきっかけをもらってます。
何度言っても足りないくらいだけど、今回もありがとうございました。

それはひょんとやってきた出会いだったけど、
だたの偶然じゃなくて、一人一人がやってきたことの積み重ねからたどり着いたという感じがする。
そして5日前の自分と今の自分は少し違う気がする。
今までちえっぱとしてきた街の散策、
私たちの中の自己満足だったはずがすごく喜ばれてちょっとしたオリジナルのツアーになった。
今まで自分のためだと思ってしてきた英語の勉強も、
アーティストさんと見に来たアメリカ人を結ぶ架け橋になれた。
それがすごく自分の自信につながった。

昨日空港で見送ったときは、離れるのが寂しい反面、前向きな別れ。
近い将来またどこかで一緒になれるよう自分をもっと高めたいって思った。

そして今日日本に着いたアーティストさんからメールの返事がきていた。
その中の「人は感動を得るために旅に出る」というフレーズにまたまたジーン。。。。

また明日からも頑張らないと!