August 21, 2008

My Graduation



外は雨がシトついてるから、っていうかヒマだから、つらつらと日記でも書いてます。
さっきスケジュール帳を開いて思ったことは
なんでだろうってくらい予定にムラがあるってことで
ひと波超える度に、夏が終わりに近づいてく気がしてちょっと切ないです。

先週のひと波。

先週末はもーちゃんがアラバマから遊びに来てくれてました。
その週末はアホなくらい気温が上がって(最高39度くらい)
うちのアパートは古いからクーラーがなくて
寝てると熱気のモワ〜ンで体が腐食していくかと思った。。。
外では木陰に入ってもグッショリ。
日本から持って帰ってきたさらさらパウダーシートがここぞとばかりに活躍しました。



そんな真夏日の中、卒業式に出席してきました。
式は年に2回あってどっちか出たい方を選べます。
一つは6月にあるNBAのバスケとかやるくらいの大きなアリーナでやる、
ピリッとフォーマルな式。
もう一つは8月にある、キャンパス内の公園で開かれるカジュアルな式。
私は寸分と迷わず、夏の式に出ました。
だって青空の下での卒業式って素敵じゃない?

まだ卒業まで一学期あるから、実感という実感はないけども
卒業式ってのはやっぱり感慨深いものがあって、一人しみじみしていたら
学長がとことこと壇上にあがって話始めたと思ったら「今日は暑いから、話はこれで終わり!」と。
で、卒業生たちはフォー!と歓喜。
これで終わりって、まだ大して何にも話してないんですけど・・まぁいっか、夏だし。

学長の話の後に一人一人名前呼ばれて、無事に卒業証書受け取りました。
式が終わったらもーちゃんが花束抱えて待っててくれてちょっとジーンってしたりして。
真っ黒のガウンと公園の緑、カラフルな花束と青空とで素敵な卒業式でした。
もーちゃん、ありがとね。



そのほかではポートランドのサッカーチームTimbersを見に行きました。
暑い日にさらに人が集まる場所へってのもナンセンスな話だけど
今シーズンから元日本代表の鈴木隆之選手がTimbersでプレイしてて
それは行くっきゃないでしょ、ってことで。
高校の時なんかワールドカップをテレビにかじりついて応援してたんだけど、
それにしてもあのときテレビの中にいた選手がここでプレイしてるって
今シーズンちょくちょく見に行ってるけど、なんか何回見ても不思議だわ。
押されつつも結果Timbersが勝ってめでたしめでたし。
写真の中に鈴木写ってるから探してみて〜

その他は食べ歩きに、夏らしくヌードビーチに泳ぎに行ったり、と楽しかったです。
そんな2008年8月の日々です。

August 6, 2008

Style



自分の「スタイル」を持っている人ってのは実にかっこいい。
自分が好きな物、事がよくわかっていて、それが揺るがない。
そういう人はそうそういるものじゃない。
少なくとも私はこれまでにほとんど会ったことがない。

Evan b Harris

ローカルで活躍してるポートランドでは指折りのアーティストです。
もはやローカルアーティストではなくなりつつあるのかな?
元バンドマンで、今はアート一本。

この前スタジオをのぞきにいかせてもらったんだけど、
そこには完全に彼の世界が出来上がってて、
ファッションも腕に入ったタトゥーも、
そのたたずまいは「誰々っぽい」ではなく、Evanとしか言いようが無い。
それでいて、相当のいい人ときてる。
天は二物を与えずというけど、ここに2つ以上与えられた人がいました。
いろんな意味で本物です。

思い返すこと、一ヶ月前。
お世話になってるCompound Galleryにフラリと超おしゃれな人が入ってきたんです。
私はそこに居合わせた流れで紹介してもらって、その人がその名を名乗ったんです。
彼のアートの大ファンだったので、つむじに落雷しました。
彼の風貌とアートが合致しすぎて、
Evanがあのアートの世界からひょっこり出てきたような気さえしました。
それは言いすぎか。。。

「ローマは一日にしてならず」と言う様に、
あんな風になりたい!って思ったとしてもその人みたいには簡単になれるわけもない。
例えばEvanのあのスタイルなんてのは昨日今日出来上がったものじゃなく、
家族や、生まれ育った土地、食べてきたもの、出会ってきた人、見てきた映画、読んできた本、
その他すべての要素が積み重なって今ここにある。

ここでいう本物の「スタイル」ってのは無意識にあるべきもので、
それを持てるというのは間違いなく一種の才能だと思う。



実は、Evanからアートピース買ったんです。
お金がないから、小さな小さなアートピースです。
でもその小さなアートピースの中には大好きなアーティストがかけた思いと時間、
今回のアートショウの思い出、私のこの街で過ごす日々、
いろんなものが詰まってて、何ものにも代えられない宝物になりました。

東京で一人行き詰まりを感じたとき、
このアートピースに触れた瞬間にここまで一瞬だけ連れ戻してくれるような気がします。
初めてのマイ・アートが彼のもので本当によかった!
それにね、思うんです。
Evanのアートが好きだってのも私のスタイルなのかもって。