数日前にお兄ちゃんに久しぶりに会った。
二人でとんかつを食べに行った。
私は今矯正をしているので、ときどき食べ物が噛み切れないときがある。
その日もとんかつが大きくカットされていて、食べるのに苦戦した。
いったん口に入れたものを出すわけにもいかず、もごもごしている私を
お兄ちゃんには怪訝そうな顔で見ていた。
その日も相変わらず私はよくしゃべった。
my sweet doggie とっくんの肥満について、リフォーム中の実家について、
私の仕事のこと、最近できた口内炎のことまで、ワンパラグラフしゃべって、一口とんかつを食べて。
とっくに食べ終わった彼は、私のてんこ盛りのキャベツをつまんでいる。
うん、うん、と話を聞きいてくれてると思ったら、最後に言われてしまった。
「お前、とんかつ食べるのにどんだけ時間かかっとるんやて」
食事をすませて、お茶をしようとカフェに入る。
いつもおごってくれるから、ここは私がおごるよ!
と意気込んだのに、結局わたしがおごってもらうことに。。。
私はチャイラテを、お兄ちゃんはチャイティーを。
同じだけど違う、違うけど同じ、まさしく兄弟的なセレクト(ただの偶然ですが)。
そこでも私はしゃべり倒して、時々ハイキングウォーイングと呼ばれ、
楽しい時間はあっという間にすぎて、「また年末ね!」と言って別れました。
昔は一つ屋根の下。時は過ぎ、今では別の路線で帰路につく。
お兄ちゃんの後ろ姿を見送りながら、なんだかそのことを不思議に思った。
そして同時に私のお兄ちゃんはこの人でなければならない、と思った。
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