August 12, 2012

チャンスはいつ舞い降りてくるかわからない



帰省中にお母さんが録画していた由紀さおりとピンク・マティーニのコンサート映像を見ました。ピンク・マティーニは世界規模で有名なポートランドのオーケストラバンドで、もちろんこのコラボについては知っていたし、記憶をたどると2009年にポートランドの空港で一度由紀さおりを見かけてました。

はじめて映像を見たけど、由紀さおりの歌は気品ある伸びのある歌声で、すごく素敵でした。バンドメンバーともお互い尊敬し合ってる様子が見えました。

再ブレイク!ともてはやされた今回のいきさつは、ピンク・マティーニのトーマスがポートランドの中古レコードショップで由紀さおりの1986年の「夜明けのスキャット」のLPをジャケ買いして、その歌にほれ込んだということらしい。ちなみにそのレコードショップはEveryday Music(ダウンタウンのCrystal Ballroomの向いのかな?)らしい。アメリカの小さな街のレコード屋に由紀さおりの中古LPがあったこと。トーマスがそれを手にとったこと。すごい巡り合せ。

と、確かに奇跡とも思える今回のコラボレーションだけど、由紀さおりにとっては単にラッキーという話ではないように思いました。というのも、お母さんに聞くところによると、由紀さおりは一時期ヒットを出したものの、歌謡曲の低迷にともなって、しばらくメジャーな舞台からは遠ざかっていたとのこと。でも、純粋に歌が好きで、歌に対する姿勢もまじめで、地方を回ったり、童謡を歌ったりと、売れなくなっても細々と歌い続けていたらしい。だから、フッと舞い込んできた何十年超しの大きな話にも、即時に飛び込むことができたという。

なでしこの澤さんを見ていても思うけど、やっぱり続けることが大切なのだなーと。そしていつ舞い込んでくるかわからないチャンスに、いつでも応えられるような姿勢を常にもっておくことがチャンスをつかむカギなのだな、と。そんな教訓を得たのであります。

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